心理検査(発達検査・知能検査など)の種類や特長

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こんにちは、みかた編集部です。

今回は、「心理検査(発達検査・知能検査など)」にはどのような種類があり、どんな役割があるのかを知ってみましょう。

心理検査は、

  • 療育を利用するとき
  • 療育手帳の申請や判定を受けるとき
  • 学校や職場で配慮をお願いする際の資料として

など、さまざまな場面で受けることがあります。

「どんなことをするの?」
「何を見ている検査なの?」
と、受ける前に疑問や不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

心理検査には、発達検査や知能検査、そのほかにも性格の特徴や生活の様子をみる検査など、いくつかの種類があります。内容は少し専門的でわかりにくく感じることもありますが、今回はお子さんの発達相談でよく使われている検査を取り上げ、種類や特徴をわかりやすくご紹介します。

目次

発達検査と知能検査の違いって?

発達検査

発達検査は、日常生活の中でのお子さんの成長の様子を幅広くみる検査です。
遊びや課題を通して、ことば、体の動き、人との関わり、生活の力、集中の様子などを確認します。

よく使われているものに「新版K式発達検査2020」があり、発達のバランスや得意・苦手の傾向を知ることができます。

知能検査

知能検査は、「考える力」や「理解する力」の特徴をみる検査です。
ことばで考える課題や、図形を使った課題、覚える課題などを行いながら、得意なこと・苦手なことの傾向を確認します。

代表的なものに「WISC-V」や「田中ビネー知能検査V」などがあり、学校での配慮や福祉の手続きの資料として使われることも多い検査です。

それでは、主な検査について、特徴を見ていきましょう。

発達検査の種類と特長

新版K式発達検査2020

乳幼児から受けることができ、日本で広く使われている発達検査です。
遊びを取り入れながら課題を行い、体の動き、理解の様子、ことばや社会性など、いくつかの面から発達の様子をみていきます。

〈良い点〉
・日本で最もよく使われている発達検査
・乳幼児のお子さんから受けることができる
発達の凸凹がわかりやすい

〈気を付けたい点〉
・落ち着きのなさや不安、その日の体調などで結果が変わりやすい
・発達の遅れが大きい場合、本来の力が結果に表れにくいことがある

遠城寺式乳幼児分析的発達検査

乳幼児期に行われることが多く、1歳半健診や3歳児健診などでも活用されることがあります。
保護者からの聞き取りを中心に、運動、社会性、ことばの発達などを確認します。

〈良い点〉
保護者からの聞き取りや観察が中心で、お子さんの負担が少ない
・生活習慣や対人関係を含めた発達全体をみることができる

〈気を付けたい点〉
・聞き取りが中心なので、保護者の感じ方や伝え方によって影響がでやすい
・低年齢向けの検査のため、数値はあくまで目安として見る必要がある

知能検査の種類と特長

WISC-V

5歳~中学生くらいまでのお子さんによく行われる検査です。
検査者と一対一で、ことばの問題や図形の課題、記憶の課題などに取り組みながら、理解力・判断力・考え方の特徴を詳しくみていきます。

〈良い点〉
世界的に広く使われている検査で、統計的な信憑性が高い
・学校や福祉の場面で資料として使われることが多い

〈気を付けたい点〉
・低年齢や発達の水準によっては、実施が難しいことがある

田中ビネー知能検査V

幅広い年齢で実施でき、年齢ごとの課題を通して理解力や考える力を確認する検査です。
どの年齢の課題までできるかをみながら、全体的な知的発達の水準を把握します。

〈良い点〉
精神年齢の目安を知ることができる
・低年齢のお子さんも丁寧に評価できる
・対象年齢が幅広いので成長の変化を追いやすい

〈気を付けたい点〉
細かな得意・不得意の分析はやや少なめ
・ことばの理解や、やりとり経験などの影響を受けやすい
・再検査には原則、一定の間隔をあける必要がある

さいごに

いかがでしたか?
心理検査にはさまざまな種類があり、それぞれ目的や見ているポイントが異なります。

また、発達相談ではこのほかにも、生活の様子をみる検査や、コミュニケーションの特徴を確認する検査などが使われることもあります。

最後に大切なこととして、検査結果はあくまでも「ひとつの資料」です。
その日の体調や環境によって結果が変わることもありますし、数字だけでお子さんのすべてを表せるわけではありません。

大切なのは、結果そのものよりも、その結果をどう活かしていくかです。
強みを伸ばし、苦手さを支えるヒントとして、周囲と一緒に考えていくことが、よりよい支援や日々の安心につながっていきます。

「この子らしさをどう支えていけるか」という視点を大切にしながら、前向きに活用していきましょう。

この記事を書いた人
みかた編集部

ぴあっと発達情報サイトみかた編集部。
みかたはNPO法人ぴあっとが運営している「相模原×こどもの発達支援情報サイト」です。
“こどもの発達のみかたをふやす”をモットーに、企画を考え、取材したり、編集したりしています。

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