【はじめての療育】「受給者証」ってなに？相模原市の相談窓口から申請の流れまで解説

みなさん、こんにちは。みかた編集部です。

今回ははじめての療育「受給者証」ってなに？と題して、療育を受けるのに必要な「受給者証」について、わかりやすくご紹介していきます。

「受給者証」ってなに？

「受給者証」とは福祉サービスを利用するために、自治体から発行される証明書です。

種類はいくつかありますが、中でも【児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援（以下療育等）】といった通所系のサービスを受けるのに必要な受給者証の正式名称を「通所受給者証」と言います。

今回はこの受給者証（通所受給者証）について解説していきます。

受給者証のここだけおさえておこう！

・児童発達支援や放課後等デイサービス、保育所等訪問支援を利用するための証明書

・療育等にかかる費用を(一部または全額)補助してくれる
　※補助の内容は子どもの年齢、所得等によって異なる

・毎年、受給者証の更新手続きが必要

実際の相模原市の受給者証はこちらです。

受給者証の中には、受けられる支援の種類や利用できる日数、負担料金の上限額などが記載されています。

受給者証の手続きの前に

お子さんの発達にお悩みの方、療育等の利用を検討している方は、まずは相模原市各区の療育相談窓口に問い合わせてみましょう。

ケースワーカーや心理職、医療系のスタッフなどが専門的な立場から相談に応じてくれます。

相模原市には、市が実施している療育や、医療相談が受けられたりなど様々な支援がありますので、そちらの利用も合わせて相談できます。

またこれまでは市の療育を受ける際も受給者証が必要でしたが、令和７年度より迅速な支援につなげるため、受給者証を利用しないで受けられる「初期療育サロン」に移行しています。

これらの相談やサロン等を経て、引き続き療育等の利用が必要だと感じたら、子どもの特性に合った福祉サービスを検討してみましょう。

療育と一口に言っても、事業所によって支援内容や方針が様々なので、複数の事業所の見学や体験に行ってみることをおすすめします。

見学や体験のみの場合は受給者証は必要ありません。

また中には受給者証を利用せずに、実費で受けられる療育もあります。

療育先の見学や体験などを始めるのと同時に、受給者証の取得に向けて、以下のように申請手続きを進めていきましょう。

受給者証申請の流れ

受給者証の取得申請のための一般的な流れをまとめました。

なお受給者証の申請窓口は、先ほどの療育相談窓口とは異なりますのでご注意ください。

１．相模原市の受給者証の申請窓口に相談 (次項目より申請窓口をご確認ください)

２．必要書類の準備(医師の診断書や意見書の取得、利用計画の作成など)

３．申請書と必要書類の提出

４．審査等を経て、受給者証が発行

受給者証が発行されたら、記載されている支援の開始日(給付決定期間)から、いよいよ療育等の利用を開始することができます。

よくある質問　

A.「受給者証」と「療育手帳」は全く異なるものです。
「療育手帳」は知的障害者(児)に交付される手帳です。 相談や援助、福祉サービスなどを受けやすくなる為の手帳なので、療育手帳を持っているだけでは、受給者証が必要な療育等を利用する事はできません。

ただし、受給者証を申請する際に提出する必要書類として使用することができます。

A.受給者証を使って、他の自治体(他の市や県)にある療育等を利用する事もできます。

まとめ

受給者証ってなに‥？
療育等の福祉サービスを利用するために必要な証明書です！ 　「療育手帳」とは異なります。

「発達が気になる」「療育必要かな？」と思ったら‥
まずは各区の子育て支援センター療育相談班に相談してみましょう。

「療育を利用したい」「受給者証の申請をしたい」そうお考えの方は‥
手続きは各区の高齢・障害者相談課へ！

ここまで受給者証についての解説をしてきました。

難しい言葉がたくさん‥調べること、準備することもたくさん‥子育てで不安な中、何か新しい一歩を踏み出すということは本当に大変なことですよね。

でも何にもわからなくても大丈夫です。ほんの少しだけ勇気を出して、支援の扉をノックしてみてください。

こちらのHP【みかた】でも今後、療育事業所の情報など、詳しく掲載していく予定ですので、ぜひお役立てくださいね。